携帯電話会社といえば、ドコモ、au、ソフトバンク、この3大キャリアのケータイやスマホをお使いの方が多いのではないでしょうか。
最近では、格安SIMと呼ばれる格安スマホが市場に出回るようになり、キャリア同士はもちろん、様々な業種の間で価格競争が激しくなっています。
そこで今回は、ドコモ、au、ソフトバンク、この3大キャリアのガラケーに注目して、現在どのような料金ブランが提供されているのか、キャリア別にご紹介したいと思います。
1. ドコモのガラケー向け料金プランを簡単解説
ドコモのケータイでおすすめの料金プランには、
・Xi契約
・FOMA契約
と、2種類の契約タイプがあります。
Xi契約
ドコモといえば「FOMA」というイメージでしたが、2010年12月から「Xi」が始まり、「高速」「大容量」「低遅延」が特徴の次世代通信サービスです。
ドコモのFOMA端末なら最大で約7Mbpsという通信速度でインターネットなどを使うことができましたが、「Xi」はFOMAの通信速度を遥かに上回る、最大37.5Mbps(特定の屋内では75Mbps)ものスピードで通信できる規格となっています。
そのXi契約の料金プランのシステムは、
➀基本プラン+➁インターネット接続サービス(一律300円/月)+➂パケットパック-➃ずっとドコモ割 = 月額電話料金
となります。
まず、➀基本料金、➂パケットバックに関しては以下の通りとなります。(料金は全て税抜額になります。)
➀基本プラン
基本プランは、「カケホーダイ&パケあえる」(ケータイ)の3種類から選択できます。
■カケホーダイプラン(ケータイ):国内通話が24時間無料
月額基本使用料:2,200円
■カケホーダイライトプラン(ケータイ):5分以内の通話が無料
月額基本使用料:1,200円
■シンプルプラン(ケータイ):家族内での通話が無料(シェアパック専用プラン)
月額基本使用料:980円
➂パケットパック
■ドコモ ケータイ向けのパケットパック(ケータイパック(2GB))
ドコモ ケータイをご利用の方向けの、パケット通信が定額で利用できるサービスです。
2GB以上でご希望の方は、カケホーダイプラン、カケホーダイプランで、「ひとりで利用の場合」と「家族で利用の場合」に分かれています。
■ひとりで利用の場合
■家族で利用の場合
1回線追加につき500円で、家族内でパケットを分け合えます。
シンプルプランは、こちらが適用されます。
➂ずっとドコモ割
ずっとドコモ割とは、15年以上ご利用の場合、ドコモのご利用年数に応じて自動的に割引される金額です。
割引額は、300円~最大2,500円まで、利用年数とパケットパックによって変わります。
以上が、料金プランとなります。
例えとして、基本プランを「カケホーダイプラン(ケータイ)」、データパックを「ケータイパック(2GB)」で契約し、ドコモの利用年数が15以上お使いの方なら、➀2,200円+➁300円+④300円-④800円 = 2,000円~となります。
FOMA契約
FOMAとは、NTTドコモの次世代携帯電話サービスのブランド名です。
W-CDMA方式の採用によって、電波の干渉やノイズに強く、高度な通信品質を実現できます。また、世界中どこにいても利用可能な次世代携帯電話として、2001年10月からサービスが始まっています。
そのFOMA契約の料金プランのシステムは、
➀基本プラン + ➁インターネット接続サービス(spモード300円/月) + ➂パケットパック = 月額電話料金
となっています。
➀基本プラン
FOMA契約の基本プランは「バリュープラン」となります。
➂パケットパック
FOMA契約では、「パケ・ホーダイ ダブル」が適用され、iモードやメールが使い放題で、2段階のパケット定額サービスです。
あまり使わない月は、月額372円。また、ケータイ通信(iモード・spモード)をどんなに使っても、月額上限額4,200円で安心です。
そこで、基本プラン「タイプSS バリュー」で契約した場合は、割引などが適用された場合は、
➀934円~+➁300円+➂372円~ = 1,606円/月~となります。
以上、ドコモのガラケーでは2種類のタイプの料金プランがあり、最も安いタイプでは、1,600円~利用が可能となっています。
2. auのガラケー向け料金プランを簡単解説
auの「ケータイ (3G)」 おすすめ料金プランは、利用スタイルにあわせたプランの組み合わせによってお得なプランの選択が可能になっています。
まず、auの料金の仕組みから説明すると、
基本使用料+データ定額サービス+インターネット接続サービス(EZ WINコース 300円/月)
と、こちらが基本となります。では、詳しく見ていきましょう。なお、以下の料金は全て税抜額になります。
メールもネットもどんどん楽しめる
基本プラン
・カケホ(3Gケータイ・データ付)
国内通話が24時間かけ放題となり、データ定額も固定となっています。
月額基本使用料:「2年契約(誰でも割)」適用時 2,200円
各種割引サービス適用前 3,700円
国内データ通信料:データ定額 一律3,500円
「2年契約(誰でも割)」とは、2年単位のauの継続利用で基本使用料が割引になるサービスです。
カケホ(3Gケータイ・データ付)では、1,500円割引になります。
セットでおトク
auスマートバリューの対象固定通信の「ネット+電話」とのセットで申し込むと、934円/月割引(永年)となります。
auスマートバリューとは、スマホと「対象の固定通信サービスまたはauスマートポート 」をセットで契約すると、お使いのスマホ・ケータイ利用料金が最大2年間毎月一定額(最大2,000円)割引となるサービスです。
カケホ(3Gケータイ・データ付)を選択し、さらにauスマートバリューに申し込むと、
2,200円+3,500円+300円-934円=5,066円~となります。
通話がメインの方におすすめ
基本プラン
・カケホ(3Gケータイ)
国内通話が24時間かけ放題となりますが、データ定額サービスは利用できません。
月額基本使用料:「2年契約(誰でも割)」適用時 2,200円
各種割引サービス適用前 3,700円
通話がメインの方は、月額2,200円~でご利用になれます。
また、インターネットを利用したい時は、「EZ WINコース(300円/月)」のお申し込みが必要になります。
もっとお得に使いたい方におすすめ
基本プラン
気軽に使いたい方は、「シンプル」プランの4種から選択できます。
・プランZシンプル
au宛の通話なら1時~21時まで、国内通話が無料なうえに、SMSも24時間無料。
月額基本使用料:「2年契約(誰でも割)」適用時 934円
各種割引サービス適用前 1,868円
・プランSSプラン
無料通話1,000円/月がついたケータイ(3G)用の料金プランです。
月額基本使用料:「2年契約(誰でも割)」適用時 934円
各種割引サービス適用前 1,868円
・プランEプラン
Eメールをたくさん使う方におすすめのケータイ(3G)用の料金プランです。
月額基本使用料:「2年契約(誰でも割)」適用時 743円
各種割引サービス適用前 1,486円
・プランSシンプル
無料通話2,000円/月がついたケータイ (3G) 用の料金プランです。
月額基本使用料:「2年契約(誰でも割)」適用時 1,550円
各種割引サービス適用前 3,100円
データ定額プラン
以上のプランに合わせて、データ定額プランは「ダブル定額スーパーライト」になります。
使った分だけの支払いとなり、多めに使っても定額なので安心です。
定額料:372円/月(パケット通信料 0.1円/パケット)
EZweb・Eメール 上限額:4,200円/月
このようになり、「プランZシンプル」に申し込んだ場合、
934円+372~4,200円+300円=1,606~5,434円~となります。
以上が、auのガラケー向けの料金プランとなり、どのように利用したいか考えてプランを選びたいですね。
3. ソフトバンクのガラケー向け料金プランを簡単解説
ソフトバンクのガラケー向け料金ブランと言えば、「スマ放題/スマ放題ライト」と「ホワイトプラン」ではないでしょうか。
まず、ソフトバンクの料金の仕組みから説明すると、
基本月額使用料 + パケット定額サービス + ウェブ使用料(一律300円/月)
となります。では、両プランの詳細をご説明いたします。なお、以下の料金は全て税抜額になります。
スマ放題/スマ放題ライト(ケータイ)
基本プラン
・スマ放題
「スマ放題」とは、24時間すべての国内通話がし放題、ネットもし放題、さらに余ったデータ量は翌月に繰り越し可能な料金プランです。
月額基本使用料:2,200円/月(2年契約の場合)
2年契約フリープラン2,500円(2年契約未加入時3,700円)も選択可能
・スマ放題ライト
1回5分以内のすべての国内通話が無料になる料金プランです。
月額基本使用料:1,200円/月(2年契約の場合)
2年契約フリープラン1,500円(2年契約未加入時2,700円)も選択可能
データ定額サービス
データ定額プランは、以下の2つのタイプから選択できます。
・データ定額S(3Gケータイ)使い放題
月額料金:372~4,200円
・データ定額(3Gケータイ)使い放題
月額料金:3,500円
このようになり、「スマ放題」と「データ定額S」に申し込ん場合は、
2,200円+372~4,200円+300円=2,872~6,700円となります。
ホワイトプラン(ケータイ)
ホワイトプランは、スマ放題と並ぶ人気の料金プランで、ソフトバンク同士なら午前1時から午後9時まで通話・メールが無料になります。
そのガラケー版となります。
基本プラン
・ホワイトプラン(ケータイ)
月額基本使用料:934円(2年契約の場合)
パケット定額サービス
ホワイトプランでは、以下の3種のバケット定額パックから選択できます。多めに使っても定額なので安心です。
・パケットし放題フラット
月額料金:4,200円
・パケットし放題
月額料金:980~4,200円
・パケットし放題S
月額料金:372~4,200円
ホワイトプランは以上のようになり、「パケットし放題S」で申し込んだ場合は、
934円+372~4,200円+300円=1,606~5,434円となります。
以上が、ソフトバンクのガラケー向け料金プランのご紹介でしたが、「スマ放題」か「ホワイトプラン」と2種類の選択肢があり、1,600円~最大6,700円で利用が可能になっています。
4. まとめ
今回は、3大キャリアと呼ばれる「ドコモ」、「au」、「ソフトバンク」のガラケーに注目して、それぞれの料金プランをご紹介いたしました。
ご覧になって分かる通り、スマホ向けの料金プランよりもシンプルだと思いませんか?
基本プランと、何より「データ定額サービス」が分かりやすく設定されていると感じます。
各キャリアによって、独自のサービスを行っていますが、最低で1,600円~利用できるプランもあり、とにかく携帯代金を節約したいとお考えの方は、それぞれ見比べてベストな料金プランを選びたいですね。