現代で生活していく中で、いつのまにか「携帯電話」が必需品となり、出掛けるときに忘れたりしたら一大事ですよね。
そんな大事な携帯電話ですが、あなたは「ガラケー」と「スマホ」どちらをお使いですか?
実際の普及率をみると、「単身世帯はスマートフォン39.7%、従来型44.7%」、「二人以上世帯はスマートフォン69.7%、従来型(ガラケー)58.6%」(Yahoo!調べ)と、スマホの割合は当然高いのですが、ガラケーの普及率も高い割合を占めています。
その理由として、実は、スマホの不便さを感じてガラケーに戻す人が最近になって増えているのです。
そこで今回は、これからガラケーをお使いの方のために、改めてガラケーのメリット・デメリットの確認をしていきましょう。
1. ガラケーのメリットとは?
そもそもガラケーは、正確には「ガラパゴス携帯電話」のことになり、正式な名前は「フィーチャーフォン」となります。
「ガラパゴス携帯」は、ご想像の通り「ガラパゴス諸島」から名付けられたもの。
これは、日本という限られた環境で独自の発展を遂げたことから、ガラパゴス諸島の生態系の推移にちなんで名づけられたものです。
次に、「フィーチャーフォン」の「フィーチャー(feature)」は、「特色、主要な点、特徴」などの意味があり、いくつかの特色ある機能を搭載した多機能携帯電話を指し、その代表的な機能としてワンセグやおサイフケータイが挙げられます。
そんなガラケーに最近乗り換えている方が多いのですが、どんなメリットがあるのか?
メリット➀ 月額使用料が安い
スマホよりもガラケーの方が、通信料金が安いというのは誰でも知っている通り、新たな格安プランなどが登場していることから、平均するとスマホからガラケーに戻ると、7,000円程度月額料金が安くなると言われています。
スマホ用にもお得なプランが数多く発表されていますが、ガラケーに勝る安さを得られません。結論として、確実にスマホよりガラケーの方が通信料金は安いのは間違いありません。
メリット➁ バッテリーの持ち時間が長い
スマホは、アプリを自由にダウンロードできるのが最大のメリットですが、そのアプリから通知を受けるために常に通信をしているので、電池が早く減ります。また、ゲームや動画を視聴すると、アッという間にバッテリー切れになってしまいますよね。
しかし、ガラケーは1度満タンまで充電すれば、その後小まめに充電しなくても、使い方によっては3日以上充電しなくても使い続けられます。
そのため、スマホのようにバッテリーの残量をいちいち気にする必要がなくなります。
また、ガラケーの最新機種では、連続通話10時間という驚きの機種まで登場しているのです。
メリット➂ 持ち運びやすくて丈夫
スマホのサイズは新しくなるほど大きくなり、ポケットに収まらないものもあります。
しかし、今のガラケーは機能が向上しているのに、非常に軽量・コンパクトな作りになっています。
サイズや形もスマートなので、電話機として使うにはベストなサイズではないかと思います。
さらに、最新タイプでは、電話がかかってくるとパカっと開いて即電話できたり、ワンプッシュで開いて通話ができるタイプもあります。
また、スマホの場合、うかつにも落としてしまった時は、ディスプレイのガラスが割れてしまうことが度々ありますよね。
一方のガラケーはそんなことは関係なく、落としてしまっても折り畳み式なので、液晶画面に傷が入ることはありません。
このように、最新タイプのガラケーは持ち運びに便利な上に、万一落としたとしても、絶対ではありませんが故障する可能性は、スマホよりも低くなります。
メリット➃ セキュリティ面で安心
スマホは、インターネットと接続することで効果的に働いてくれます。
仕事やプライベートでインターネットに繋がる恩恵は大きいものの、一方で情報漏洩の心配があります。
しかし、ガラケーはインターネットにあえて接続しない限り、携帯キャリアのネットワーク内で通話したりメールをするだけです。
そのことから、端末上のデータがウイルス感染などで流出する可能性は、スマホに比べてガラケーでは大幅に軽減できます,/span>。
以上、4つのメリットをご紹介しましたが、単刀直入に「手軽で安いうえに安心」とまとまりますね。
2. ガラケーのデメリットとは?
次に、メリットがあれば、当然デメリットもある。ということで、ガラケーを使うメリットは大きいですが、逆にデメリット面もいくつか考えられます。
デメリット➀ インターネット検索に限界がある
スマホからガラケーに乗り換えた方が、まず一番に感じることは、スマホでは気軽にインターネット検索できていたものが、ガラケーではそうはいきません。
特に、電車やバスの乗り換えや時刻表、地図など、ガラケーで調べるには限界があります。
ドコモであれば、iモードで調べられますが、欲しい情報が得られないことが殆どで、地図を調べようにも小さくて実用的ではありません。
このように、スマホのように気軽にイーターネットに接続して、何か目的を果たすためにはガラケーは不向きと言えるでしょう
デメリット➁ 液晶画面が小さく、文字が読みづらい
ガラケーとスマホのディスプレイは、ドコモの機種で比較すると、
・ガラケー:「P-01G」3.4インチ
・スマホは、「Galaxy S8+ SC-03J」6.2インチ有機ELディスプレイ
と、ガラケーとスマホではディスプレイの大きさに倍近い差があり、メールなどを読むときは、字を大きくすると画面に出てくる文字が少なくなるので、メールなども読み辛くなります。
デメリット➂ LINE、Instagramができないことの孤独感を感じる
こちらは主に若い世代に多いようですが、スマホはLINEがほぼ必須でしたがガラケーになるとメッセージを送るには直接メールのやり取りになります。また、TwitterやInstagramを見ることもできないことから、流行に乗り遅れているのでは孤独感を感じるようです。
今では、何か連絡するにもSNSアプリを使っての会話がほとんどなので、使えないことは若い方はかなり辛いのではないでしょうか。
以上、死活問題にかかわるデメリットでもないのですが、スマホからガラケーに乗り換えた時は、インターネットがサクサク使えない不便さがあります。
3. まとめ
ここまでガラケーのメリット・デメリットをご覧いただきましたが、改めてスマホとガラケーを比べてみると、やはりスマホの方が様々な機能がありとても便利なように感じます。
しかし、その便利なスマホからガラケーに乗り換える方が多いのは、ご紹介したように「手軽で安いうえに安心」だからです。
また、「スマホ依存症」という言葉もあるように、何にでもスマホに依存することから抜け出すために、ガラケーに乗り換えている方も数多いのが現状です。
実際、どっちが優れているとは明確に言えないので、自分の生活スタイルに合う方で快適なケータイライフをエンジョイしましょう。