現代社会において、どこに行くにも「携帯電話」が手放せないですよね。
その携帯電話といえば、ひと昔前は折り畳み式の「ガラケー」でしたが、今では大半の方が「スマホ」を持つようになっています。
そこで、「ガラケーとスマホはどっちがいいの?」
と、現在「携帯電話」を持っていない人はほぼいないと思いますが、自分にはどっちが向いているのか考えることがあるのでは。
まず、単純な違いとして、ガラケーはボタンで操作するのに対し、スマートフォンは画面を直接タッチして操作を行います。
ということで今回は、ガラケーとスマホの違いや、今でもガラケー派が多い理由についてご説明いたします。
1. そもそもガラケーとスマホの違いは何?
先程も少し触れましたが、携帯電話は大きく「ガラケー」と「スマートフォン」が市場に出回っています。
そこで、単純に「そもそもガラケーとスマホの違いって何なの?」ということからご説明いたします。
ガラケーとは?
まず、ガラケーは俗に「ガラパゴス携帯電話」と呼ばれるもので、正式には「フィーチャーフォン」となります。
一般的に「ガラパゴス携帯」という言葉は聞いたことがあるかと思いますが、この「ガラパゴス」は、ご想像の通り「ガラパゴス諸島」から名付けられたものです。
何で?という疑問があって当然ですが、これは、「ガラパゴス諸島」は限られた環境の中で独自に進化を遂げてきたといわれており、日本の携帯電話も海外の携帯電話と比べると独自に進化したことにちなんで名付けられたとされています。
次に、「フィーチャーフォン」の「フィーチャー(feature)」は、「特色、主要な点、特徴とする」などの意味を持っており、いくつかの特徴的な機能を搭載した多機能携帯電話を指して、フィーチャーフォンと呼ばれています。
では、ガラケーの特徴的に機能とは何なのか?その代表的な機能としてワンセグやおサイフケータイが挙げられます。
また、ガラケーはボタン操作なので視覚的に分かりやすく、折り畳み式のタイプが大半を占めているので、液晶画面に傷がつきにくいことが大きなメリットではないでしょうか。
スマートフォンとは?
スマートフォン(smartphone)は、パソコンの機能を併せ持ち、近年急激に進化しているインターネットとの親和性(ある物質が他の物質と容易に結合する性質や傾向)が高い多機能携帯電話のことです。
「スマホ」の愛称で呼ぶ方は多いですね。ちなみに、スマート(smart)は、もともと「賢い」という意味です。
大きな液晶画面と、指で画面を直接タッチして操作ができることが一番の特徴で、現在ではAndroidやiOSなど性能や使える機能が異なるOS(オペレーティングシステム)を搭載し、「アプリ」と呼ばれるソフトウェアをダウンロードすることで、自分好みにカスタマイズができます。
ちなみに、「Android」はgoogleが開発したスマートフォン用のOSのことで、「iOS」はApple製品に搭載されているOSのことになります。
ガラケーと比較した場合、通信機能が強化されており、画面も大きい場合が多いため、インターネットサイトの閲覧がしやすくなり、単純に小さなパソコンのように役割を果たしてくれるのです。
それぞれの特徴をご覧いただきましたが、形状や操作方法といった基本的なことから違いがあり、大きな違いといえば、「ガラケーは通話」、「スマホはインターネット」、とそれぞれ一番の利用目的が異なるのではないでしょうか。
2. 今でもガラケー派が多い理由とは?
現在のスマホの普及率はご存知ですか?
ある調査によると、2016年7月時点でのスマホ利用率は72.2%、と全人口の7割の方がスマホを利用しているのです。
しかし、そんな中でもガラケーを利用する「ガラケー派」の方が多くいますが、スマホユーザーからしたら使い続ける理由がわからないのではないしょうか。
・意地になってそう
・やせ我慢
・単純に使えないからじゃないの
といった、乗り換えない理由を勝手に想像している方も多いですよね。
では、なんでガラケー派は多いのでしょうか、その理由を一般的な項目で見ていきましょう。
電話がしやすい
ガラケーは、ほとんどが折り畳み式、言い換えれば「縦長式」ですよね。
これは電話する時に効果を発揮し、例えば両手でメモをするために肩で電話機を押さえるときなど長さがフィットするのです。
また、一般的に電話機が縦長式なので、電話をしている感覚が得られますよね。
操作がしやすい
ガラケーの大きな特徴として、ボタンで簡単に操作ができることです。
スマホの場合、タッチパネルで画面を切り替えたり、触れたつもりが無くても誤操作をしてしまったり、といったことがありますよね。
特に、年配の方にとっては一から操作を覚えるのも大変です。
電池の持ちが良い
スマホの場合、インターネットでサイト閲覧、動画の視聴などをしていると、直ぐに充電が切れてしまいます。
一方のガラケーは、通話とメール機能を使う人が殆どなので、充電しなくても使い方にもよりますが、数日はもちます。
長電話しても安心なので、機能を絞って使えば充電間隔が長くなりますよね。
壊れにくい
スマホの場合、画面が剥き出しなので、ガラスにヒビを入れている人が多い印象がありますよね。また、落として画面が割れたという方も多いでしょう。
しかし、ガラケーは折り畳み式なので、液晶部分に傷が入りにくく、簡単には壊れません。そうした頑丈さもガラケーの大きな魅力ですね。
月額料金がとにかく安い
スマホの場合、インターネットを使うことが多いので、毎月の「パケット定額料金」でお困りの方は多いのではないでしょうか。
ガラケーでもインターネットは利用できますが、そこまで頻繁に利用する方は少なく、単純にスマホが月額10,000円前後なのに対し、ガラケーは2,000円前後での利用が可能です。
以上のように、今でもガラケー派が多い理由としては、「手軽」で「丈夫で長持ち」、さらに「安い」ということが大きな理由ではないでしょうか。
3. 結局、ガラケーとスマホはどっちがいいの?
ガラケーは今でも多くの人が利用していますが、結局ガラケーとスマホはどっちが良いの?
となりますが、前項でガラケーの良い所を紹介しましたが、当然スマホにも良い所はたくさんあります。
そこで、一概にどっちが良い!という判断が難しいので、最後にガラケーとスマホのメリット・デメリットを確認しておきましょう。
ガラケーのメリット・デメリット
前項の説明と多少被りますが、スマホからガラケーにしたケースを考えて、ガラケーのメリット・デメリットをご紹介します。
■ガラケーのメリット
・月々の利用料金が安くなる
・通話がしやすい
・バッテリーの持ちが良い
・スマホ依存症から抜け出せる
■ガラケーのデメリット
・インターネットの機能が少ない
・アプリが利用できない
・液晶画面が小さく、解像度が低い(文字が読みづらい)
スマホのメリット・デメリット
一方のスマホは、ガラケーのメリット・デメリットの真逆と考えておくと分かりやすいですね。
■スマホのメリット
・ディスプレイが大きい(文字や画像が見やすい)
・タッチパネルで操作がラクラク
・アプリやゲーム、SNSが使える
・パソコンと同じサイトが見られる
■スマホのデメリット
・端末代が高額
・月々の利用料金が高い
・バッテリーの消耗が早い
・誤作動が多い
このように、ガラケー、スマホともにメリット・デメリットがありますので、携帯電話をどのように利用したいのか考えて選ぶようにしたいですね。
4. まとめ
今回は、ガラケーとスマートフォンはどっちがいいの、ということで色々説明してまいりました。
結論としては、電話を重視したい方はガラケー、アプリやSNSをフル活用したい方はスマホ、と単純に使い方でどっちがいいのか決まるのではないでしょうか。
特に、端末価格や月額の利用料金など、スマホの方が断然高くなってしまうので、あまりインターネットを利用しない方がスマホを持っていると宝の持ち腐れになってしまいますよね。
あとは、個人の判断なので、どのように使っていきたいが考えて、満足いくケータイライフを楽しみましょう。